RPAってなにができるの?~RPAで自動化すべき業務とは~
こんにちは。RPAエンジニアのMです。
昨今、各企業でDX化が進み「RPA」というワードを目にする機会が増えてきたと感じます。
ですが中には「RPAってなんか便利そうだけど、結局何ができるの?」と
疑問に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今回は、「RPAって結局何なの?」「どんなことができるの?」といった疑問に、
RPAエンジニアとしての経験も交えてお答えしたいと思います!
■RPAとは
RPAとは「Robotic Process Automation」の略語で「ロボットによる業務自動化」を意味します。
ロボットといってもドラえもんやガンダムではなく、パソコン上で行うバックオフィス業務や
ホワイトカラー業務を自動化できるソフトウェアのことを指します。
RPAは「業務フローや作業手順が決まっている業務」の自動化を得意としています。
一方で作業手順がマニュアル化できなかったり、人の判断が必要となる業務は苦手としています。
しかし、そう言われてもなかなかイメージしづらいかと思います。
そこで、実際によくRPAが活用されている業務例をいくつかご紹介したいと思います。
■RPAで自動化できる業務とは
・入金消込業務
取引先への請求情報と入金状況と照合し、入金確認ができたものを消していく入金消込業務。
人の手でやると、取引先が多いほど時間がかかり、ミスも起きやすくなります。
RPAを活用することで、銀行システムから入金情報、社内会計システムから請求情報をそれぞれ取得し、データ照合を実施。
一致したものは消込を行い、未入金のものをリスト化して担当者に通知するといった作業を自動化することができます。
・受発注業務
お客様からメールで受信した受注リストを自社の受発注システムに登録、登録した情報から請求書を発行し、
対象のお客様へ送付するといった一連の業務をRPAで自動化できます。
また、AI-OCRとRPAを連携することで、FAXなど紙媒体で届いた注文書を読み取り、
システムに自動で転記するといったことも可能です。
・勤怠管理業務
勤怠管理業務は毎月発生し、全社員分の処理が行う必要があるため負荷の大きい業務です。
RPAを活用することで、勤務時間・残業時間の集計、集計したデータを基に給与を計算し
明細書を発行するといったところまで自動化することができます。
上記のような「業務フローや作業手順が決まっている業務」をRPAで自動化することができます。
■RPAのメリット・デメリット
RPAは様々な業務を自動化・効率化することができる便利なツールですが、デメリットも存在します。
導入前にメリット・デメリットを知っておくことで、RPAをより有効活用することができます。
・メリット
RPAを活用することで手間のかかる作業を自動化し、作業時間を大幅に削減することができます。
作業時間を削減することで、人件費削減だけでなく、社員が本来行うべきより重要度の高い業務に
集中することができるメリットがあります。
また、単純作業や長時間の作業を自動化することで、手入力によるヒューマンエラーのリスクを
回避できるなど様々なメリットがあります。
・デメリット
RPAのデメリットとして、業務フロー変更やシステムの仕様変更などが発生するとRPAを修正する必要があります。
例えば、操作先システムのUIや内部構造の変更が発生した場合、RPAもシステムに合わせて
再設定を行う必要があります。
また、RPAの得意な業務・苦手な業務の切り分けをせずに自動化したり、あまりにも複雑な業務を
自動化しようとすると、エラーが頻発して逆に業務効率が悪くなる可能性もあります。
今回はRPAでできること、RPAのメリット・デメリットをご紹介しました。
RPAのメリット・デメリット、できること・できないことをしっかり理解することが、RPA有効活用の秘訣です。
最後までご覧いただきありがとうございました。