RPAにおける業務選定のポイント
皆さんこんにちは!KYOSOのNです。
業務を自動化させることで効率化、工数削減などを狙いRPAを導入したものの業務選定で適切な業務を選んでいないと、
その後のロボット開発や導入効果がうまく出せないといった企業が少なくないです。
そういった状況に対して、業務選定のポイントをいくつかご紹介したいと思います。
■RPAにおける業務選定とは
自動化の候補となった業務の中に対してどの業務をどういった順番でロボット化するのか、
もしくはしないのかを選定すること、です。
流れとしては以下の通りです。
- 業務担当者から自動化したい業務の収集
・ここでは特に篩にかけたりせず、なるべく多くの業務を収集することがポイントです。 - 収集した業務の中からどの業務を自動化するのかを選定
■RPAが出来ること、出来ないこと(得意なこと、不得意なこと)を理解する
まず、収集されてきた業務がRPA化するに当たり、RPAが得意なこと、
不得意なことを理解することが重要です。
これを認識せずにRPA化に踏み切った場合、結果的にロボットの開発が出来ない場合や、
開発難易度の高いロボットになり開発工数か多くなる場合、安定性が低く品質の悪い
ロボットが出来上がる場合があります。
(RPAに向いている業務)
・パソコンで行い、ルール化できる定型業務
・人による判断を介さずに行うことが出来る業務
・バックオフィスの事務/管理業務や経費処理等の業務
・業務のインプットが電子化されている業務
■業務選定の指標
1)自動化した時の効果が高い業務を選定する
・RPA化が出来る業務であっても効果が低い業務であると、RPA化にする当たり
発生したコストに見合わない場合があります。以下のポイントを意識することが重要です。
✓処理対象が多く、繰り返し処理が多い業務
✓人が行った時に多くの時間を要している業務
✓業務を行う担当者が複数人にまたがっており、多くの人が行う業務
また、これらの業務が単純でかつ人が多くの時間を要していればいるほど、作業者が
精神的にもストレスに感じている場合があります。
RPA化はそのようなストレスの解消にもつながる場合があります。
2)汎用性
・作業の内容や出力されるアウトプットは異なるが、同じシステムを使い、同じメニューを
操作する業務であれば、一度開発したロボットを流用したりすることも可能です。
また、ログインの部分のみをテンプレート化したりすることで二度目以降のロボット開発
にかかる工数を削減することが可能になります。
3)作りやすさ
・業務内容によって作りやすさが変わってきます。
またRPA化を行う担当者のスキルレベルや利用するRPAツールによっても
作りやすさは変わってきます。
難易度が高くなると運用に入った以降の安定性にも影響が出てくることを
意識する必要があります。
(作りやすい業務の一例)
・業務フローが単純
・分岐処理が少ない
・例外処理が少ない
■最後に
いかがでしたでしょうか?
今回はRPA推進における業務選定ポイントを紹介することで失敗しないプロジェクト推進をご紹介しました。
また弊社のKYOSOPRAS+では、RPA導入から運用までのサポートご提供いたします。
もしご興味がありましたらぜひ弊社にご相談ください。