うまくいっているRPAとそうでないパターンについて

自分はRPAのインフラ構築、インフラ関係のトラブルがあった場合の対応やメンテナンスを行っています。

その中でユーザーの人から聞いた中ですごい成果が出ているという場合とそうでない場合があり、
その例と自分の思った所を記載したいと思います。

一口に成果と言っても、色々なとらえ方があると思いますがまず一番分かりやすい成果として時間削減があります。

その中でも効果が大きいものとして
全国に多くの支店や事務所がありそれぞれ同じような業務を行っている場合、1個のロボットを作成しただけでも
それを共有することでロボットを使用するユーザーの数が多いのでかなり大きく時間削減が可能になっているようです。

次に、時間の削減以外の成果として
ロボットの開発を専門の開発者のみで行うのではなく、広く現場の人間にロボット開発を学習して開発してもらい、
現場の人間それぞれが業務のプロセスを再確認して自動化できる部分がないかという視点を持てる
という成果があるということもあるようです。

逆にあまりRPAが活用があまりうまく進まない状況として
セキュリティが厳しい環境でロボットに権限が与えられない
ロボット開発や運用を実施するための工数が足りていない
などがあるようです。

ここからは個人の感想ですが
RPAの大雑把なイメージとしてロボットが業務を代わりにやってくれるようになるというものがあると思いますが、

やはりRPAはツールなので使用方法を理解した人間が正しく開発運用をして効果が発揮されるもので、
開発や運用方法を身に着けるにはある程度時間がかかるということに理解が無ければ
思っていた結果と違うことになってしまうので注意が必要だと思いました。