【BizRobo!】RPA未経験者がBizRobo!を扱うようになって感じたこと
皆さま初めまして!
RPAエンジニアのWと申します。
私は2023年4月に新卒で入社し、6月からRPAについて勉強を始めました。
その後、8月から実際に現場で開発、運用、保守の業務に携わっております。
RPAって聞いたことあるけどそれって何?から一年と4ヵ月BizRobo!を触ってみて
私が感じたこと、学んだこと、そして新たにRPAに取り組み始める方に
「私はこんな感じでRPAを勉強しました!」といった勉強の流れを共有させていただきます。
これからBizRobo!を勉強する方やRPAエンジニアとして開発を始めた方へ向けた内容になります!
最後までご覧いただければ幸いです。
初めてBizRobo!を触ってみて
まず、初めてBizRobo!を触ったのはMy BizRobo!(旧BizRobo! PORTAL)にて
eラーニングを受講した時でした。(BizRobo!のバージョンは 11.1.0.4)
元々プログラムは触ったことがあったのですが、RPAツールは触ったことがありませんでした。
私が想像していた以上にBizRobo!の機能が豊富で、初めて触ったときは
「色々できそうだけど、どうやってやればいいかわからない」と不安になりました。
BizRobo!の勉強を開始
公式サイトのハンズオン資料や社内の研修コンテンツを受け、基礎を学習しました。
基本のステップ(処理)の種類や、BizRobo!の特性など開発を始めるにあたって
必須の知識を学びました。
その後、お題に沿った動作をするロボットを作成しながら学習をしました。
学習時に感じた安定したロボットを作るコツ(自分なりに)
1.まずは人間の動きに変換してみる
ロボットで操作をする場合、最初にどのステップ(処理方法)で処理をするか考えがちになります。
「まずは人間ならどうやってこの処理をするか?」ということからひとつひとつの動作を嚙み砕いて、
ロボット化する意識をすると考えやすかったです。
例えばテキストボックスに文字を入力した後にボタンをクリックする動作があるとします。
その際に人間はテキストボックスに文字が正しく入力されていることを目視してから
ボタンをクリックします。
なのでロボットも文字を入力した後、「入力されたことを要素で確認し、ボタンをクリックする」など
入力を確認する工程を付けるとより安定することを学びました。
2.条件分岐の考え方
ロボットは決まった動きしかできないので、臨機応変に対応することが難しくなります。
そのため、条件分岐の際にどの条件にも当てはまらなかった際の処理を入れることが安定した
ロボット作りに必要と学びました。
例: 1の場合「処理1」へ 2の場合「処理2」へ それ以外の場合「例外処理」へ
3.ロボットテスト時のチェックリストを作る
ロボット制作後にチェックする項目を決めておく。(チェックリストを作っておく)
そうすることでチェックの抜け漏れを無くし、一貫性のあるロボットを作成することが出来ると学びました。
例:DAステップで無限待ちが発生しないか?
ログの出力はエラー発生時に、エラー箇所を特定しやすいよう出力されるか?など
初めてのロボット開発
現場に配属されて1ヵ月が経った頃に、初めて開発の業務を任せてもらいました。
勉強してきたことを発揮することはできましたが、実際の業務と研修でやってきたことの
意識の違いなどが多々あり、同じロボットで何度もミスをしてしまいました。
そこでミスした箇所をチェックリストの項目に追加することで、
再度同じミスをすることがないように注意していました。
学習時に発生したエラーを簡易的でもいいのでまとめておくと、
後からチェックリストを作成する時に役立つと思います。
私はそれが出来ていなかったため、学習時と同じエラーを起こしたりしていました(*_*;)
その後のロボット開発
その後は最初の開発でご指摘いただいたことを意識しながらロボットの開発をしています。
安定したロボットを開発をするための方法は様々あります。
他人が開発で意識していることを取り入れつつ自分なりの方法を見つけましょう!
最後に
一年と4ヵ月BizRobo!に触れてみて一番感じたことは、
ノーコードだからって簡単ではない!!ということです。
ロジカルシンキングが必要なのは大前提として、エラーポイントの設定や安定させるための工夫など
ITに必要な知識が必要不可欠なツールと感じました。
この記事の他にも【BizRobo!】について解説をしている記事があるので興味がある方は是非ご活用ください。