未経験からRPAエンジニアへの道/自動化による働き方改革

皆さん、こんにちは。マネージャーの住友です。

吹く風も少しずつ春を感じ、心地良い季節になってまいりました。
しかしながら今年の春も新型コロナウィルスの影響が続き、3度目の緊急事態宣言が発出されてしまい、
なかなか晴れやかな気分にはなりにくい状況です。

そんな中、弊社にも初々しい新入社員が入社しました。
暗いニュースが多い中で大変喜ばしい出来事で、毎年この季節になると気の引き締まる思いになります。

そこで今回は、新入社員をはじめ未経験者をどの様に育成していくかということと、
私自身が開発に携わって経験した自動化による働き方改革という
2つのテーマについてお話したいと思います。

RPA未経験者から経験者への道のり

このブログを閲覧されている皆さんも、どの様な事でも最初は初心者であり、
書籍などで勉強され経験を積んでいくと思いますが、RPAに関しては 実際に体験してみる 事が重要になります。

まず、「体験していない事は想像できない」という基本原則を念頭に、RPAも無料でトライアルできる製品が
多数ありますので、とりあえず使ってみるというフットワークの軽さが大切です。

実際に使ってみて、初めてその製品の本質的な価値は何か、深めていくにはどの様なポイントを
勉強すべきかがみえてきます。

開発経験があれば、理解が早いのは事実です。しかし未経験でもRPAは触っていくと感覚的に
どの様な事が出来るのかがわかってきます。

弊社も、未経験者が入ってきた際は、座学での勉強のみならず、まずは1つのツールを使って研修し、
とにかく触ってもらう事に重点を置いています。
試行錯誤する事で、少しずつ身についていくものと考えています。

その際に、重要な事わからない事があった時に聞ける環境があるかどうかです。
聞ける環境が無いと、モチベーションが低下し学習を進めていくうえでの妨げとなってしまいます。
社内でRPAの推進部隊など体制を構築し、推進していくにはその様な問合せ先を作る事も重要になってきます。

弊社の自動化サービスKYOSOPRAS+にはレベルに合わせてコースを選べるRPA教育サービスもございますので、
是非一度ご相談下さい。

自動化による働き方の変革

次に、コロナ禍でオンライン環境が整いつつあるなかで、RPAのロボット開発についてもリモートで
対応する動きが出てきており、私が経験した事例についてご紹介したいと思います。

リモートで対応出来る範囲は各社様々ですが、CACHATTO (参考:https://www.cachatto.jp/) という社外の端末から
社内の業務システムへ安全にアクセスできるリモートアクセスサービスを利用している企業があり、
そこの業務の自動化に携わっていました。

そこでは我々の様に、RPA導入のために外注で入っているエンジニアにもCACHATTOを貸与いただく事で、
自宅からリモートで社内の業務システムへアクセスさせていただき、ロボット開発を進めました。

また、リモートにてRPAロボット開発をした業務が人の手から離れた事で、その業務を担当していた社員の方も、
作業を行うために出社する必要もなくなり、稼働後の結果だけを受け取る仕組みを構築する事も出来ました。

この様に自動化業務が増える事で、コロナウィルスの感染対策も行いながら出社率も抑え、
従業員の安全の確保と企業にとっての働き方の変革にも役立てています。

別のブログ記事にも記載がありますが、今後AI-OCRなどのサービスも加速し、紙での出力が減少し
電子化されていくと、ますます自動化の流れは加速すると考えられます。

それぞれの企業によって環境は様々ですので、一概に同じ手法は使えませんが方法についても
多岐にわたりますので、色々と参考にしながら各企業に合うしくみ作りをしてみるのはいかがでしょうか。