DXを妨げる製造業のリアルな課題とは?

■ものづくりワールド2023への出展

みなさんこんにちは、事業部長の原戸です。

7月に入り、ここ数日は気温も高い日が続き、晴れ間は日差しも強く夏本番も近づいてきているのかなと感じております。

とはいえ、まだ梅雨のじめじめさも残っており、気温や湿度が大きく変化する中で
体調管理も難しいですよね。皆さん体調崩さず、梅雨の終盤を乗り切って夏を迎えましょう。

 さて先日、我々KYOSO PRAS+はRX Japan株式会社様が主催する
ものづくりワールド2023」の「AI/IoT展」へ出展いたしました。

今回の出展は製造業向けのイベントということで、当社のIoTソリューションである
「IoT.kyoto」と共同出展し、製造業へのDXを幅広く支援できる内容で出展致しました。

出展期間は来場者も多く非常に盛況で、公式発表によると来場者数は3日間で、計66,895人と1日平均2万人の来場者となったようです。

 ・第35回 日本 ものづくり ワールド(2023)来場者数
https://www.manufacturing-world.jp/tokyo/ja-jp/about/visitorcount.html

■製造業の様々な課題

我々のブースにも多くの来場者に来て頂き、製造業に取り組まれている皆さんの現状や悩み事を
直接お聞きすることが出来、非常に貴重な機会となりました。ありがとうございました。

ブースにご訪問頂いたなかで、以下3点に関するご相談が多かった印象です。

 帳票(ペーパーレス化)の悩み

やはり帳票の悩みは非常に多かった印象です。具体的には取引先や他部門とのやり取りで
どうしても発生する帳票をペーパレス化したい、電子化したいというご相談が多く、
喫緊の課題という相談が多くありました。

我々がお話させて頂いたのは、帳票自体を無くしたいのか、無くせない帳票に関してまずは
電子化したいのか、そのような切り口において、具体的にどのようなツールを活用して、
どのように進めれば良いのか、その辺りを中心に会話させて頂きました。

 

●人材不足の悩み

こちらに関しては中堅、中小の企業様の悩みが多く、拠点自体が地方にある為、
人材採用が難しく人手が増えない状況の中で、業務を効率的に進めるにはどうしたら良いか、
という相談が多くありました。

この点に関しては、単純に自動化ツールを導入するのではなく、そもそも業務の見直しや標準化という観点で、
全体業務を俯瞰した形で再設計し、必要に応じて自動化を行うことが全体最適に繋がるという内容でお話させて頂きました。

 

●自動化ツール(RPA)を活用出来てない悩み

こちらのお悩みに関しては、既にRPAや自動化ツールを導入されている企業様からの相談になります。

実際にRPAを導入したものの、効果的に活用出来ていない、内製化がうまく進んでおらず、
運用保守にも工数がかかり、展開がスムーズに進んでいないというお悩みでした。

RPAは簡単という前提の製品が多いですが、やはり他システムとの連携や導入後はシステム環境の
変化に適応させていく必要があり、業務担当者が片手間で実施するには限界があります。

改めてRPAを活用した理想の業務状況を踏まえて、内製で対応する領域、外部に委託する領域を
しっかりと分けることによりブラックボックスも無くなり、より活用効果が出やすくなる旨の
回答をさせて頂きました。

 

■製造業のDXを様々な形で支援

以上のように製造業における課題は様々な種類があり、またその範囲や業務によっても大きく異なってきます。
しかしながら、上記3点にあげたような課題は多くの企業様での共通の課題であると我々は認識しております。

製造業のDXを支援するにあたり、上記3点のような共通の課題を解決してきた我々のノウハウと実績、
そしてソリューションを活用することにより、最適解を提供することが可能です。

今回改めて、生の声をお聞きすることにより製造業の課題解決、DX支援に貢献できる実感を得ることが出来ました。
引き続き日本の製造業を支援していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。