RPA導入における6つの効果について

こんにちは。開発エンジニアのSUです。

すっかり寒くなり年末に近づいてまいりました。
周りでは急激な気温の変化に体調を崩される方が多発しています。
皆様も体調を崩されませんようお気を付けください。

今回のテーマはRPA導入における6つの効果についてご紹介します。

【1】人件費の削減

RPA導入を検討されているお客様は人件費削減を目的とする方が一番多いのではないでしょうか。
事務作業や定例作業をRPAに代行させることで、その作業に割いていた労働時間を削減することが可能です。
1回あたりの削減時間は少なくても、作業頻度の高かったり、複数人で対応する業務であれば、大きな削減効果を生み出します。
また、繁忙期に合わせた人材確保なども不要となり、人件費の最適化にも期待できます。

【2】人手不足の解消

現在の日本では少子高齢化が進み、若い働き手がどんどん少なくなっています。
この課題は今後さらに深刻化する見込みであり、あらゆる企業が人手不足に陥る危険性があります。
RPAを導入することで、人間に代わる労働力として活用することができ、これまで必要だった人員が不要になります。
24時間365日稼働することができるRPAは、人手不足解消において非常に大きな役割を果たします。

【3】生産性の向上

単純な繰り返し作業は多くの社員がストレスを感し、長く続ければ退職リスクにも発展します。
RPAにより社員を単純作業から解放することで、モチベーションアップに繋がります。
また、人間にしかできないクリエイティブな仕事に従事してもらうことで、
本来持っている能力を存分に発揮することができ、企業全体としての生産性向上に期待できます。

【4】業務品質の向上

人間が作業をする場合、ミスは完全になくすことは困難ですが、RPAは設定されたシナリオに沿って、確実に作業を行います。
単純作業をRPAに任せることで、正確性を高めることができるうえ、人間よりも圧倒的に早く業務を終えることが出来ます。
特に膨大な量のデータを扱うような場合には、処理にかかる時間差は大きくなります。
作業を早く終えられるということは、納期を短くできるなど、顧客満足度の向上にも繋がります。

【5】業務プロセスの可視化

RPAを導入による直接的な効果ではありませんが、副次的に得られる効果として、
業務プロセスが整理されて、改善の糸口が見つかるということが挙げられます。
RPAを導入する前には、どの業務を自動化するかを決定するため、一旦さまざまな社内業務を洗い出し、
どのようなフローで業務を行っていたのかを詳しく書き出す必要があります。
無駄なプロセス、担当者によって大きなムラがある作業など様々な問題が発掘でき、
RPAを導入するよりも簡単に効率化できる方法や業務品質を均一にするためのヒントが見つかることもあります。

【6】働き方改革の推進

厚生労働省の方針として、労働環境改善やコロナの影響により働き方改革が進められています。
RPAを活用することで、労働時間の見直しや過酷な長時間労働や残業を減らすことができ、
短時間勤務やリモートワーク導入など、働き方の自由度が高めることができます。
働き方改革を進め、働きやすい環境を整えることは社員の満足度向上につながり、企業に対するイメージアップにもつながります。

■さいごに

人件費や工数の削減は直接数値として現れますが、品質の向上やプロセス改善については、中々効果が見えづらい部分です。
しかしながら、事業を拡大したり企業として成長する為にはとても重要な要素であると考えます。
また、少子高齢化や働き方改革、コロナ禍など日々変化する社会課題に対して、RPAは柔軟に対応するポテンシャルを秘めています。
これらの効果を最大限引き出すためにも「KYOSO PRAS+」では、お客様に合わせた様々なサービスを提供しております。
是非、お気軽にご相談ください。