【BizRobo!】DAで安定したロボットを作成するための工夫 ~Part①~

みなさんいかがお過ごしでしょうか。開発エンジニアのTです。

この前の台風の影響もあり、すごく暑かった日々が急に涼しくなりましたね。
むしろ寒いぐらい。。。
みなさんコロナ禍ではありますが、風邪には十分注意してください。

今回はBizRobo!のDAを用いて開発するにあたって、
安定したロボットを作成するための1つの工夫をお教えしたいと思います。

BizRobo!のDAを使用して安定したロボットを作成するにはどうすればいいか。
方法としてはたくさんありますが、その中で1つ紹介したいと思います。

今回の処理については、DAで頻繁に使用する「Guarded Choice」のかけ方です。
これらの画像はBizRobo!のver11.1.0.6です。

例えばWebブラウザを操作する際、アプリケーションでGuarded Choiceをかけると
以下のようになります。

上記のものだと安定したものとは言い切れません。
なぜなら、アプリケーションの設定がchrome.exeだからです。

「このままでも良くない?」という意見はあるかと思います。

しかし、この状態で実行した際に何が起こるかというと、
Chromeを2つタブで開いていた時、ロボットではどちらのアプリケーションを操作するかが
判断できないため、このままのGuarded Choiceでは処理が止まってしまいます。

その事象を避けるために、私自身が実際の開発の際に行っている方法です。

このやり方が正解かどうかは正直、不明ではありますし、私自身も正解だとは思いませんが、
このやり方で安定したロボットが作成出来ていると思っています。

では、上記の解決策です。

①まず、操作したいページまでを立ち上げます(今回はChromeで説明します)
 →こちらはロボットで立ち上げて頂いても、手動でやって頂いても問題ございません。

②新たにChromeを立ち上げます。
 →こちらは手動で行ってください。
 この時点でDAを確認すると、以下のようになっています。

③DAで操作したいタブでGuarded Choiceをかける

④すると、以下のようになります。

手順としては、以上です。

ここまで来ると分かりますでしょうか。
実はこのようにすることで、操作したいWebページのタイトルまで取得してGuarded Choiceを
かけることが可能になります。

比べるとこんな感じ
《Chromeタブを1つで行った場合》

《Chromeタブを2つで行った場合》

≪このやり方のメリット≫

①Webページを操作する際に「chrome.exe」でとってしまった場合でも
手入力でComponentに入力する必要がなくなるので、
非常にきれいにGuarded Choiceをかけることが出来ます。

②操作したいWebブラウザと同じブラウザを開いていても、
 タイトルで指定されているので、操作したい対象のWebページを操作出来る。

といったメリットがあります。

実際に私は開発する際はこのようなやり方で行っています。

最後に

あくまで1つのやり方です。
ぜひ使用する機会があれば使用してみてください!

次回は、こんなやり方もあるよPart2をご紹介したいと思います。
ぜひ次回も見て頂ければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!