RPAとAIの関係性③ ~本質的な価値~
皆さん、明けましておめでとうございます。事業部長の原戸です。
今、私が原稿を作成しているのが1月7日となりますので、
2022年となりもう7日が経過しようとしております。早いですね。
年末年始をバタバタと過ごしていたこともあり、2022年がいつの間にか来ていた、というような印象です。
この調子だとあっという間に、3か月、半年、1年と経過してしまうのでは、と改め日々のスピードの速さを実感しております。
我々が自動化サービスKYOSOPRAS+を提供するにあたり、当サービスサイトを開設したのが
2020年の12月10日なので、丸1年とちょっと経過したことになります。
この1年ちょっとの期間ですが、我々が自動化に携わった案件は数多く、常にお客様の課題に向き合い、
如何にお客様が求めている価値を提供するかを考えながら、自動化に取り組んできました。
その取り組みの中で気づいたことを今回は記載したいと思います。
RPAもAIも手段のひとつ
前回、前々回とテーマを『RPAとAIの関係性』というテーマでブログを記載してきましたが、
今回の第3回をもって完結となります。
前段に記載した約1年間お客様の課題に取り組み、自動化を導入してきた結果、改めて感じるのは、
自動化においてはRPAもAIも手段のひとつであるということです。
我々はKYOSOPRAS+という自動化サービスにおいて、多くのRPA製品やAI-OCR製品を取り扱っており、
またすでにお客様先に導入されているシステムにおいて様々な製品、クラウドサービスとも連携しております。
業務を自動化・効率化する為にRPA製品やAI、また他システムを導入するのですが、
業務効率化が目的ではなく、本質的には業務を効率化することにより、
本来やるべき仕事への時間の確保であったり、もっと創造性の高い仕事や業務に時間を費やし、
企業の価値を高める活動に繋げるということが目的であり、お客様はその点を真に望んでいる、ということを実感しました。
自動化は決して工数削減の為だけではない
また、RPAやAIを導入することにより工数削減を行い、コストメリットを生むという活用が注目されがちですが、
決してそれだけではありません。
例えば製品開発における試作品の制作時において、特定の機能が必要である場合、
以前であればプログラミングをすることによって確保していた機能をRPAを活用することにより
その機能を代替しスピード感をもって開発を進めることが可能になりますし、
またAIを活用することにより試作段階の問題の判別をスムーズに進めることが可能となります。
単純に業務改善や自動化を進めることで工数改善に活用するだけではなくクリエイティブな活用をすることにより
製品開発をスムーズにしたり、より効果的な機能追加をするこも可能になります。
自動化の今後
私が今ブログを作成している2022年1月7日は、コロナウイルスの感染拡大が第6波に突入したとのニュースが
ちょうど報じられております。
一旦、収束に向かったコロナによる感染ですが、オミクロン株の猛威により再度感染拡大となっております。
人々の生活はじめ多くの変化をもたらしたコロナウイルスですが、特に働き方の変革、
テレワーク推進の後押しとなっているのは間違いありません。
ガートナーによると日本においてテレワークを定着させる為に必要なペーパーレス化を促進するには
RPAの取り組みが重要との見解がある旨を記載しております。
またそれに伴いRPA市場は2024年までに2桁の成長率で拡大すると予測されております。
日本市場においてもグローバル市場と同様で不透明な状況にもかかわらず、
7割を超える企業がRPAの取り組みを縮小することなく当初の予定どおり推進すると記載されております。
※関連記事『ガートナー、世界におけるRPAソフトウェアの売上高が2021年には20億ドル近くに達する見通しを発表』
自動化の活用に関しては、環境の変化に応じてRPAやAIを導入する場合もあれば、
効率化・業務改善を前提に導入する場合もあります。
しかしながら、本質的には企業が最大限の価値を生むために何をすべきか、その一つの手段として
自動化が活用されるという点が非常に重要であるのと、その支援、お手伝いを我々が少しでも出来ればと
常に考えております。
2022年もどうぞ宜しくお願い致します。