RPAはどのような流れで導入するのか?
皆さんこんにちは。開発エンジニアの藤原です。
RPAを検討されている方の中には、RPAを導入するのにあたって
どういった手順や流れが必要なのか気になる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、RPAの導入手順について紹介したいと思います。
■RPA導入の流れ
①RPAで自動化する業務を選定する
RPAを導入する上でとても重要な手順となります。
自動化する業務を選ぶポイントとして以下のようなものがあります。
・同じ作業を繰り返す業務
・ルールが決まっている、変更が少ない業務
・ヒューマンエラーが起きやすい業務
・高頻度、定期的に作業が必要な業務
上記のポイントに当てはまる業務については、 自動化するのに向いているといえます。
逆に向いていない業務として、人の判断が必要であったり、 承認ボタンを押すような作業などがあげられます。
②業務フローや工数を可視化する
RPAで自動化する業務を選んだ後は対象業務のフローを可視化して行きます。
プロセスマップを作成すると可視化しやすく、 自動化する具体的な業務範囲の決定とその実現性の検証が容易になります。
業務の工数を把握しておけば、RPAを導入した際の効果を予測しやすくなります。
③RPA運用ルールの整備
RPAの利用するにあたりロボットが正しく作動するためのルールを決めたり、
トラブルの発生を想定した対応部署・対応フローを決めたりすることが重要です。
RPAを利用する際は社内ガイドラインを設けるようにし、 それぞれの部署の権限や責任の所在を明らかにした
運用体制の構築が必要となります。
④ロボットの開発
RPAロボットの開発方法は主に、ベンダーに依頼と社内開発の二つの方法があります。
ベンダーに開発を依頼するメリットとして、非常に早く開発することが出来ます。
デメリットとしてすぐに改修することが出来ない等が挙げられます。
社内開発のメリットとしてはロボットの更新作業や改修がすぐにできる点があります。
ですが、ロボット開発のスキルがなければエラーが起きやすく、動作が不安定になりがちです。
自社で開発する際はベンダーのサポートを受けるようにしましょう。
⑤RPAの動作テスト・検証
開発したRPAロボットは、単純なエラーや誤動作を起こさないかなどの動作テストや検証を行います。
意図した通りの動作をロボットが実行し、業務の分岐点がある場合にはきちんと手順通りに進むか確かめましょう。
⑥RPAの運用開始
RPAの運用開始後は業務処理のモニタリングと評価を定期的に行いましょう。
削減できた工数や、エラーの発生件数、データ処理量などを評価していくことで 効果があったかを確認することが出来ます。
そのうえで問題があった場合は改善をしていくことで、 RPAによる効果を実感することが出来ると思います。
RPA導入の流れについて、いかがでしたでしょうか。
皆様のRPA導入にお役に立てれば幸いです。