RPAってホントに簡単? ~これから学習を始める方へ~
こんにちは、Hです。
私はRPAエンジニアとしてロボットの開発の他に、
これからRPAツールを導入されるお客様への研修も行っています。
RPAツールはしばしば、「誰でも簡単にできる」「IT初心者でも大丈夫」と謳われますが
研修の現場ではつまずいて抵抗感を覚えてしまう方も少なくないように見受けられます。
なぜでしょう?
原因としては、以下のようなことが考えられます。
①用語が多い
”変数”・“ループ”・“IF”など、プログラミングで使用される用語が
RPAツールの中でもそのまま使われていることが多いです。
②機能が多い
RPAツールでは、どの製品でも「Webページを開く」「クリックする」などの動作を
パーツとして用意しており、これらをつなげてひとつのロボットを組み立てます。
ただ、この動作は製品が進化するにつれて増えていくので、
初見の方はどれを使えばいいのかと戸惑われます。
③実際にどう活用すればよいか想像がつかない
研修では、基礎を幅広く学習していただくためにあらかじめ決まった内容を作成していただきます。
①②はマスターしていただいても、これを実際の業務のどこに応用すればいいんだろう?
白紙の状態からどう作っていけばいいんだろう?と悩まれる方が多い印象があります。
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これらを解決するためにお願いしたいことは、
「1日に30分でもいいから、とにかく触ってみる」ことです!
RPAツールの習得には、「慣れ」が必要不可欠です。
初心者でも習得できるツールとはいえ、1日でマスターできる人は
我々のようなエンジニアの中にもほとんどいません。
研修の内容を振り返ってみる、少しアレンジしてみるなど、
少し時間を取ってぜひ使ってみてください。
ツールの操作に慣れてきたら、業務の中でされている操作の中で、
RPAに置換えられそうな作業をロボット化してみてください。
初めからすべての作業をロボット化しなくてもOKです。
「ファイルを移動させる」「Excelに書き込む」など、小さな部分から始めてみましょう。
RPAの膨大な機能の中から、「よく使う機能」だけまずはマスターしてみてください。
すこしずつ「できた!」を積み重ねていただくことが、習得への近道になります。
これらを続けていただくと、「他にこんなこともできないかな?」というアイデアが
膨らんでくると思います。
KYOSOでは研修実施のほか、もちろんその後のサポートも伴走支援という形で実施させていただきます。
導入を検討されている場合や、導入したものの社内展開に苦戦されている場合など、
ぜひ一度ご相談くださいませ。