UiPathクラシックアクティビティをモダン化しよう

こんにちは。RPAロボット開発を行っているTです。
私はUiPathを使用した、RPAロボット開発に携わっています。

最近、私たちの現場ではクラシックアクティビティではなく、
モダンアクティビティを使用した開発を積極的に行っております。

今回はいくつかのアクティビティを例にモダンアクティビティの有用性を紹介していきたいと思います。

ブラウザーを開く・アプリケーションを開く(クラシック)

・クラシックアクティビティのブラウザーを開く・アプリケーションを開くでは、
画面上で指定 or URL欄に記載またはアプリケーションファイル名を設定します。

使用するブラウザーはプロパティパネルの入力項目にある、ブラウザーの種類より
使用するブラウザーを設定します。

ブラウザーを開く・アプリケーションを開く(モダン)

・モダンアクティビティのアプリケーション・ブラウザーを使用は、
プロパティパネルのURL項目に設定ファイルなどから取得したURLを記載、
または、画面から操作するウィンドウを取得します。

さらに、クラシックアクティビティとは異なり、オープン動作とクローズ操作という設定が行えます。

☆オープン動作
 ⇒ アクティビティを実行する前にブラウザーまたはアプリケーションを開くか選択できる
☆クローズ動作
 ⇒ アクティビティ実行後にブラウザ・アプリケーションを閉じるか選択できる

クリック(クラシック)

・クラシックアクティビティのクリックでは、画面上で指定をします。
また、入力モードが、「物理クリック」「シミュレート」「ウィンドウメッセージ」の3種類存在しています。

クリック(モダン)

・モダンアクティビティのクリックでは、本記事の最初に説明しました、
アプリケーション・ブラウザーを使用アクティビティ内に配置し使用する必要があります。

画面上で指定する方法はクラシックアクティビティと変わりませんが、入力モードで入力方法の設定を行います。

文字を入力(クラシック)

・クラシックデザインでは、SecureStringを使用する場合、専用のアクティビティを使用する必要があります。
 また、フィールド内削除や入力前にクリック動作はプロパティパネルより変更が可能です。

文字を入力(モダン)

・文字を入力アクティビティ1つでSecureString型とString型が使用できるのがクラシックデザインとの違いです。
 操作方法は、セキュアな文字列に変数を記入またはアクティビティ内ボタンより選択することで設定可能です。
また、入力前フィールド内削除や入力前にクリックの設定もアクティビティ内で変更可能です。

更に、便利機能として、実行を検証をVeryfyExecutionOptionsにすることで
タイムアウト時のリトライや入力されたテキストの結果確認が可能です。

セレクター

・モダンデザインでは、1回の要素取得操作でアンカー情報の設定も可能です。
 また、取得したセレクター情報を視覚的に把握できる点も便利です。

・使用上の注意点として、葉増とあいまいセレクターはブラウザーなどの更新には強いですが、
想定外の動作をする可能性があるため極力使用するのは避けましょう。

今回、クラシックアクティビティとモダンアクティビティの違いについて主にお話させていただきましたが、
モダンアクティビティを使用することで、クラシックアクティビティを使用した開発と比較しても容易になるため
開発における工数を削減することも可能になると思います。

ぜひ、今クラシックアクティビティを使用している人はモダンを使用して開発してみてはいかがでしょうか。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。