【AI-OCR】効果的な使い方

こんにちは、営業の鈴木です。
いつも弊社サービスサイトをご覧いただきましてありがとうございます。

『KYOSOPRAS+』では、主にRPAでの業務自動化・効率化を目的としてサービス提供を行なっております。

詳細につきましては上部メニュー『KYOSOPRAS+とは』にて効率化のモデルケース、
サービスの特徴、RPA導入の流れといった内容をまとめておりますので、是非ご覧ください!

さて、今ご覧いただいておりますRPAブログでは、その名の通り記事を書こうとすると
どうしてもRPAを題材に書く事が多くなってしまうのですが、今回はKYOSO PRAS+にて
同じくサービス提供しておりますAI-OCRについて記載したいと思います。

■AI-OCRの役割と効果

AI-OCRは、文字を読み取る機能であるOCRと、読み取り機能および読み取り内容学習機能である
AIが組み合わさったシステムです。

売上帳・仕訳帳といった帳簿類、請求書・注文書・見積書といった伝票類を総称して
「帳票」と呼びますが、主に帳票を読み込む業務に活用できるツールとなります。

帳票業務としては、

  1. 届いた帳票をPC上の所定のフォルダに保管し(例外もあります)、
  2. 帳票の内容を認識の上、
  3. 正誤を判断してから、
  4. 帳票内容をCSV・Excelに転記して、
  5. 転記した内容を基幹システム等に登録

といった流れとなりますが、従来人の目で帳票内容を確認し手動で記載していた工程が、AI-OCRに置き換わるイメージで、
AI-OCR導入により、帳票業務の大部分が自動化し、人の手で行なっていた帳票内容の記載をほぼ正確に行なってくれます。

手動対応と比較すると以下のイメージとなります。

AI-OCRを利用する事により、まず[帳票内容の正誤を判断する]処理の正誤判定自体は人が対応する必要はあるものの、
2~4帳票内容を認識してから帳票読込結果をCSV等のファイルに出力するまでの多くの部分を
AI-OCRがやってくれるようになります。

但し、帳票業務においては、帳票内容を転記する事で完了、という場合もあれば、そのあとの工程として
【読み取った帳票内容を使用して何らかの業務を行なう】といった処理が待っている事が多いのではないかと思います。

例えば、帳票読込結果を転記・出力した後に、大抵の場合のような[帳票内容の登録・比較]といった事が必要となり、
最終的に請求・発注・在庫管理等の業務につながっていくのではないでしょうか?

■AI-OCRに別サービスを組み合わせ

となると、AI-OCRだけでは対応にどうしても限界が出てきてしまいます。
そこで効果的なのがAI-OCRに別なサービスを連動してより帳票業務の効率化を実現するといった内容になります。

弊社ではAI-OCR+RPAでサービス提供を行なっております。
AI-OCR利用とAI-OCR+RPA利用の比較イメージが以下となります。

具体的にはAI-OCRの①⑤の[帳票保管と転記内容の比較・登録]については人が行なっている所を、
RPA処理に置き換えるイメージとなります。

また、②~④のAI-OCRが行なっている処理についても、RPAがAI-OCRを自動的に操作し帳票読込の自動化をする事もでき、
結果帳票業務を大部分自動化する事が可能となります。

以上より、AI-OCRは単体で利用する事でも効果は十分得られるのですが、帳票業務全体を見れば
他サービスと組み合わせる事で、さらに大きな効果が得られるツールだと考えます。

■今後のAI-OCRの需要

今回はAI-OCRに組み合わせるサービスを、弊社でもサービス提供しているRPAを例として記載しました。

今後もAI-OCRに別サービスを組み合わせたサービス提供は増えていくと考えます。

というのも、現在のコロナ禍の状況もあり、テレワーク自体も企業によっては継続すると想定される為、
帳票業務をリモートで対応する事が増えていくとみられ、クラウド上で帳票業務を行なう
といった事が必要になってくると考えられます。

加えて昨年に電子帳簿保存法の改正があり、それまで紙媒体での保存をしていた書類の電子データ保存が認められる事となり、
電子データ保存に合わせて帳票内容のインプット・転記およびその後のデータ利用での需要が十分期待できる為、
AI-OCRを利用した帳票業務の需要はさらに高まっていくと考えられます。

既に弊社ではAI-OCR単体でのサービス提供は勿論、RPAと組み合わせたサービス提供をさせていただいていますが
今後も市場動向に合わせたAI-OCRでのサービス提供をしていかなければならないと考えています。

帳票・伝票の読み込み・入力といった業務で結構時間がとられている、という方は、
AI-OCR(+RPA)の導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

弊社サービスサイトでも、『PAPER+』というAI-OCRとRPA連動のサービス内容を掲載しておりますので、
是非チェックしてみてください!

>>サービス内容のご紹介はこちら!

最後までご覧いただきましてありがとうございました。