BizRobo!でConditinalステップを使ってみよう!
皆さんこんにちは!開発エンジニアのYOです。
本日はDAのステップであるConditinalステップを使って、
「特定の条件を満たす(または満たさない)場合だけ処理を行う」
という方法をご案内したいと思います。
Conditionalステップとはその名前の通り、コンディション(条件)を判定するステップです。
ゴール
Excelのフォント設定がMeryo UIでは無い場合、Meryo UIに変更する。
BizRobo!で行うこと
今回BizRobo!では以下のような作業をロボットにしていきます。
1.Excelを開いた状態で、フォントに設定されている文字列を変数に抽出する
2.文字列をもとに、Conditinalステップで変数の中身が”Meiryo UI”で無いかを判定
3.”Meiryo UI”で無い場合=Meryo UIを設定し確定する
※”Meiryo UI”だった場合は何もせず処理を完了します。
実際のロボットの作り方
では実際のロボット作成の流れを説明します。大きくは4つの作業になります。
※今回はDA側の作業部分のみのご紹介となりますので、DS部分は省きます。
1.フォントを変数に抽出する(値を抽出)
2.フォントが”Meiryo UI”か判定する(Conditinal)
3.フォントに”Meiryo UI”を設定(Input)
4.Enterキーを押下する(Press エンター)
1.フォントを変数に抽出する(値を抽出)
まずは準備として、Excelを起動してなにか適当な文章を入力しておきましょう。
そして、その文章のフォントを”Meiryo UI以外”にしておきます。
※ここでは”HGS創英角ポップ体”にしてあります。
これで変数に現在のフォント抽出されるようになりました。
この「値を抽出」のステップができたら、その先にある丸印をダブルクリックして進めておきましょう。
また変数にフォントが抽出できたことも確認しておきます。
2.フォントが”Meiryo UI”か判定する(Conditinal)
ここで本日のお題であるConditinalステップを作っていきます。
①値を抽出の右にあるマル印を右クリックしたら、”Conditinalステップ”を選択しましょう。
Conditinalステップができたら、下向きの矢印をクリックします。
続いて、広がったステップの中央付近にマウスカーソルを近づけると、+のアイコンが表示されるので、
それをクリックします。
すると、赤枠が登場します。このままこの赤枠をクリックしましょう。
入力画面が開いたら、まずは変数を使えるようにするため、左側の細長いボタンをクリックします。
すると「=」が表示されます。
続いて、変数を使った条件設定を行います。
ここでは変数「font」の中身がフォント「Meiryo UI」ではない、ことを判定するため、
「font」と「Meiryo UI」の間にイコールではないことを示す「!=」を設定します。
よって、「font != “Meiryo UI”」と設定しましょう。
※文字列Meiryo UIは前後をダブルクォーテーション(”)で囲みます。
入力が終わったら、欄外をクリックすると確定され、Conditinalステップが表示されます。
Conditionalステップが出来ました。
ではその直後の丸印をダブルクリックしてカーソルを先に進めておきましょう。
3.フォントに”Meiryo UI”を設定(Input)
今度はレコーダービュー画面で、フォントが表示されている部分を右クリックすると、
緑色の枠で囲まれます。
そのまま表示されたメニューから、テキストの置き換え>テキストを手入力と順番に選択していきます。
すると、以下の入力画面が表示されますので、テキスト欄へ変更したいフォント名を設定します。
ここでは「Meiryo UI」を設定しましょう。入力が終われば「OK」をクリックします。
Inputステップが出来上がりました。ではまたすぐ次の丸印をクリックしてカーソルを進めておきます。
4.Enterキーを押下する(Press エンター)
またレコーダービューに戻り、今度は該当Excelタブを右クリック、キープレス>エンターと順に選択します。
するとEnterキーを入力するPressステップが表示されました。
これで完成です。
実行前にリセットボタンを押下して、カーソルをスタート位置に戻しておきましょう。
スタート位置に戻ったら実行して結果を確認しましょう。
フォントが「Meiryo UI」に変わりました!
最後に
いかがでしたでしょうか?
条件分岐には様々な方法がありますが、今回はその一つをご紹介しました。
これが皆様の自動化推進へ向けた一助となれば幸いです。
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