WinActor ライブラリの比較

こんにちは。開発エンジニアのFです。
今回は、WinActorのライブラリ「Excel操作(範囲検索)」と「Excel操作(検索一致)」を比較し、
結果の違いを確認します。

■「Excel操作(範囲検索)」と「Excel操作(検索一致)」の機能概要
それぞれの部品の機能概要は下記の通りです。

「Excel操作(範囲検索)」:指定した範囲内で検索単語を検索し、一致したセルを選択します。
「Excel操作(検索一致)」:指定した範囲内で検索単語を検索し、一致したセルの行番号と列番号を選択します。

 

「Excel操作(範囲検索)」と「Excel操作(検索一致)」を実行

では、それぞれの部品を実行し、どのような検索結果になるか確認します。

「Excel操作(範囲検索)」と「Excel操作(検索一致)」どちらの場合も、
下記の期間と売上が記載されたExcelファイルを使用し、検索単語は「2021年度」と設定します。

「Excel操作(範囲検索)」の場合
下記の通りに設定し、実行します。
ファイルパスには使用するExcelファイルのフルパスが指定されています。

実行結果は下記の通り、Excelファイルのセル「B5」(2021年度上期)が選択されました。

 

・「Excel操作(検索一致)」の場合
下記の通りに設定し実行します。
ファイルパスには使用するExcelファイルのフルパスが指定されています。
検索単語に一致したセルの行番号は「結果行」、列番号は「結果列」に格納されます。

実行結果は下記の通り、Excelファイルのセル「B7」(2021年度)が選択されました。
「結果行」には「7」、「結果列」には「2」が格納されます。


 

■実行結果から分かること

実行結果から、「Excel操作(範囲検索)」と「Excel操作(検索一致)」に同じ検索単語を設定しても、
検索結果に差異があり、検索方法に違いがあることが分かります。

それぞれの検索方法は下記の通りです。

「Excel操作(範囲検索)」:あいまい検索
「Excel操作(検索一致)」:完全一致検索

 

最後に

今回のブログでは、「Excel操作(範囲検索)」と「Excel操作(検索一致)」を比較しました。
少しでもWinActorでシナリオを作成されている方の参考になればうれしいです。

最後までありがとうございました。