自動化ツールはRPA?VBA?それぞれの特性や違いについて

こんにちは。開発エンジニアのSUです。

すっかり暖かくなり、桃の花咲く季節となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

業務効率化をご検討の皆様には、RPAがどこまで自動化できるのか、
VBAとの違いは何かについて気にされている方が多いのではないでしょうか。

今回はRPAとVBAの違いやそれぞれの特性について情報を発信していきたいと思います。

◆自動化できる範囲

まずは、ぞれぞれの自動化できる範囲を比較します。

RPA:パソコン操作全般
VBA:各種Officeの操作、Web操作、メール送信

大きな違いはアプリケーションが限定されるかどうかになります。

RPAではパソコンで操作できるものであれば、基本的に全て自動化は可能ですが、
VBAではOfficeやIEなど限られたアプリケーションのみ自動化対象となります。

◆それぞれの特性

次に、それぞれの特性(得意作業)について比較します。

RPA:異なるシステムとの連携や高負荷の作業、処理フローが複雑な作業
VBA:Excelなど限定したアプリケーション内での作業、条件分岐の階層が少なめな作業

RPAでは工数が多く、多分岐する作業が向いています。
また、自動起動によるスケジュール作業や定期作業も実施可能です。

VBAでは数千件程度の単純な反復作業を得意としており、Excelなどに限定すれば処理速度もRPAを上回ります。

◆どちらを選択するか

自動化ツールとしてRPAかVBAを選択する際に、先述した作業範囲や特性のほか、以下の点も考慮が必要です。

・費用対効果があるか
・十分な運用保守体制が確保できているか
・今後の業務の拡張性はどうか

RPAはプログラミング知識も必要とせず、サポートも充実している反面、
初期費用や運用コストが多く発生します。

現状の業務範囲だけでなく、今後の拡張性も踏まえて判断が必要です。
VBAは少し学習が必要ですが、コストもかからず容易に始められます。

その分、改善範囲や効果にも限界があります。

◆さいごに

RPAはパソコンを使った作業の自動化が可能なツールですが、
自動化したい内容によってはVBAが適していることもあります。

RPAを導入している方も作業によって使い分けや併用することでより高い効果を発揮することができます。

「KYOSO PRAS+」では企業それぞれの業務内容を分析し改善効果の測定、RPAツールの選定なども実施しております。

是非、お気軽にご相談ください。