後悔しないRPAソフトウェアの選び方

こんにちは。開発エンジニアのSUです。

あけましておめでとうございます。
本年も「KYOSO PRAS+」を、どうぞよろしくお願いいたします。

今回もRPAに関する情報を発信していきたいと思います。

◆RPAソフトウェアを選ぶ際の重要ポイント

今回はRPAソフトウェアを選ぶ際の重要ポイント3点についてご紹介します。

まず1点目は【導入形態】です。

RPAソフトウェアには主に「デスクトップ型」「サーバ型」の二つの形式が存在します。
企業や自動化したい業務の規模によって適切な形式を選択しましょう。

□デスクトップ型
パソコン1台ごとにRPAをインストールするタイプです。
パソコンユーザーに特化した業務に限定されます。
導入コスト、展開難易度ともに低くスモールスタートに向いています。

□サーバー型
サーバーにRPAをインストールするタイプで、管理を集中することができます。
複数のパソコンで利用可能で、大量のデータを扱えるため、大規模運用に適しています。
その分、初期費用や運用コストが高めです。

2点目は【操作方法】です。

実はどのRPAソフトフェアを選んでも、実現できるアクションはほとんど変わりません。
異なるのはロボットの作り方や過程です。
各ソフトウェアによって管理画面の見た目が全く違いますし、開発方法もそれぞれ個性があります。
アプリケーション上のボタンなどに対する操作が再現できるオブジェクト型、画面上の画像からの位置などを座標で認識する座標型、
システム開発の現場で使われるプログラミング言語を使って操作を作るプログラミング型などが存在します。

プログラミングに自信のある方はプログラミング型を使用すると開発を効率的に行うことができますが、
プログラミング経験がない方でも、その他の形式を利用することで誰でも簡単に自動化を実現できるのがRPAの魅力でもあります。

最後に3点目【コスト】です。

RPAを導入するコストはソフトウェアの種類や導入ライセンスの形態によって異なります。
月10万円単位~最低使用料で年500万円程度のものまで価格は幅広く設定されており、
ツール提供元、販売代理店に相談をして見積もりを立てるというのが一般的です。

また、RPAの「費用」を比較検討する際には、ツール本体のライセンス料の他に、コンサルティングや学習コンテンツ、
導入後の管理運用体制などにかかるコストや、RPAプロジェクトが大きくなりライセンスの数を増やす場合も考慮する必要があります。

◆RPAソフトウェアの種類

では、重要ポイントを踏まえてKYOSO PRAS+で取り扱っている製品の中から
2点のRPAツールをご紹介したいと思います。

□BizRobo!
RPAテクノロジーズ株式会社が提供するRPAソフトウェアです。
100,000ロボット超の開発・運用実績とノウハウがあり、サポートも充実しております。

導入形態はサーバー型で複数のロボットを同時実行することができます。

開発におけるステップや関数なども、すべてメニュー形式で選んで作成できるため、
他のRPAツールと比べ、コーディングスキルがなくても簡単に開発が進められるのが特徴です。
学習サイトやナレッジ集も完備されており、大体のトラブルは調べれば解決できます。

様々なニーズに対応した製品が揃っているため、小規模から大規模まで柔軟に対応できます。

□UiPath
米国のニューヨークにあるUiPath社が提供するRPAソフトウェアで、
日経BPが発表した「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2020-2021」の
RPAソフト/サービス部門において2年連続1位を獲得しています。

導入形態はデスクトップ型・サーバ型に対応しており、
環境によって使い分けることが可能です。

開発においてコーディングスキルがやや求められますが、
UiPath社が無償で公開している学習サイト「UiPath Academy」のクオリティが高く、
概ね1か月程度で簡単なロボットの作成はできるようになります。

条件はありますが、期限なしの無料トライアルも用意されているため、
気軽に導入検討できることも強みです。

◆さいごに

RPA導入は業務効率化やコスト削減を実現しますが、
初期費用や選択肢の多さから、慎重に検討されている方が多いと思います。

上記で記載しているポイントなどが少しでも参考になれば幸いです。

また、「KYOSO PRAS+」では企業それぞれの業務内容を分析し
改善効果の測定、RPAツールの選定なども実施しております。
是非、お気軽にご相談ください。