【BizRobo!】DAのロボット開発は、これさえ覚えていれば安心!【久しぶりだと忘れがち】

みなさんこんにちは、エンジニアのSです。
突然ですが、皆さんは記憶力が良いほうでしょうか?

私はRPAツールのBizRobo!を業務で使用していますが
久しぶりにDAを使ったロボットを1から開発しよう とした時に
「DA内の変数やループ設定は・・・えっと・・・?」
と、初歩的な部分を忘れかけていました。

そのとき幸いにもDAを使用したロボットが手元にあったので
中身を確認、一部引用しながら開発したことでなんとかなりました。

今回そんな経験をもとにDAを使用したロボット開発で
これさえ覚えておけばなんとかなる(なった)初歩的な部分のご紹介をしたいと思います。
(覚えなくてもブックマークでOK)

※DesignStudioの画面ははver11.4.0.3を使用しています。

内容は以下の3つ!
1.DSにDAの変数を持ち込みたいとき
2.DAからDSに変数を持ち出したいとき
3.DA内でループさせたいとき

1.DSにDAの変数(type)を持ち込みたいとき

説明用に以下typeファイルを使用。

◆DS側設定
①Call DA(ロボットを呼び出す)ステップの入力値にDSで取り込んだtypeファイルを設定

◆DA側設定
①入力値に項目を追加し、プルダウンから DS側で取り込んだtypeファイル名を選択
②DA内で使用するネーミングを設定
※type名と同一にすることはできないため、必ず別名で

ここまでの設定を行うことで
DAステップ内のボックスに =状態で◆DA側設定の②で設定した名前、使いたい変数タイプを
入力することでDSの変数をDAで利用可能になります。

下記画像では、変数の中に予め格納していた「text」が表示され、DSからDAへ変数持ち込みが成功している。

2.DAからDSに変数を持ち出したいとき

説明用に先ほどのtypeファイルを使用。
中身は以下画像

◆DS側設定
①Call DA(ロボットを呼び出す)ステップの戻り変数にDSで取り込んだtypeファイルを選択

◆DA側設定
①リターンタイプに項目を追加し、プルダウンから DS側で取り込んだtypeファイル名を選択

②変数に項目を追加しプルダウンから DS側で取り込んだtypeファイル名を選択
③DA内で使用するネーミングを設定
※type名と同一にすることはできないため、必ず別名で

④リターンステップに項目を追加し、◆DA側設定の②で作成した変数を入力

この後の工程ですが
私は入れ忘れて、DS➡DA➡DSで変数情報を引き継ぐ想定で組んでいたにも関わらず
最初のDS時点で入っていた変数の中身が 最後のDS時点で変数に入っていなかった、そんな苦い経験がありました。
なので、とても重要です。

⑤DAフロー上の○部分を右クリックで「割り当てと変換」➡「割り当て」を選択
⑥変数には 変数を入力 エクスプレッションには =を入れて、入力値 を入力

これで変数の持ち出しが行えます。

3.DA内でループさせたいとき

①DAフロー上の○部分を右クリックで「ループ」➡「ループ」を選択
②イテレーション変数 にチェックを入れ、カウントの変数をネーミングする

このままだとループステップ内をぐるぐると
Count変数の数字がカウントアップされ続けるだけの状態になってしまいます。

そのため、ループから抜け出すステップを追加します。
ループ内の○部分を右クリックで「ループ」➡「ブレーク」

これでループから抜け出せるようになります。

ですが、これではループをせず、1回目で抜けてしまい、ループの意味がありません。
規定回数までループ、規定回数に達したらループから抜ける状態にする必要があります。

ループ内の○部分を右クリックで「条件と制御」➡「条件付き」
条件付きステップ内にボックスを2つ用意します。

上下のボックスに条件を入力

下記画像では3ループした際にループ抜けするよう設定
上のボックス:=count==3
下のボックス:=count!=3
※「!=」はノットイコールを意味しています。

条件付きの外に置いてあったブレーク ステップを条件付きのステップ内に移動する

これで無限ループせず、規定回数でループを抜ける処理が完成になります。

ブレークを入れていない方にwaitを入れたり、処理を入れたりとお好みでカスタム可能です。


以上になります。

私のように久しぶりのDA開発で忘れてしまっていた方や
DA開発初めての方、ぜひご活用ください。