【BizRobo!】開発・運用に使える!ログ出力機能について

こんにちは。RPAエンジニアのHです。
みなさん、ロボットを作っていてこんな場面に遭遇したことはありませんか?

・実行ボタンを押しても「実行中…」と表示されるだけで、今ロボットが何をしているのかわからない……。
・しかも、想定外の場所でエラーになってしまった……。

ご安心ください。この現象、RPA開発初心者の方だけに起こるものではありません。
エンジニアも日々、謎のエラーと戦っています……。

今回は、地味だけどいざという時役に立つ、ログ出力ステップの使い方についてご紹介させていただきます!

  • ログ出力、どこにあるの?
    アクション選択メニューの中、[出力値]カテゴリの中に[ログ出力]ステップがあります。
  • ログ出力、何ができるの?
    デバッグモードでロボットを実行したとき、「ログ」のタブにメッセージを表示させることができます。

試しに、メッセージ欄に「実行開始」と記入して、ロボットを動かしてみましょう。

デバッグモードで実行すると、ログ画面に”実行開始”と表示されました。

さらに、エクスプレッションで関数と組み合わせれば……
「”実行開始 ” + now()」

こんな風に、開始時間も知ることができます。

 

■使用例

Excelから商品名、金額、数量を抽出するロボットを作成しました。

このサンプルでは、金額と数値は数値型の変数を使用していますが
3行目の金額に数値以外の文字が入っているため、実行するとエラーが発生します。

エラーが出ていますが、ちょっとわかりづらいですね……。

そこで、各所にログ出力ステップを追加してみました!

元からあるステップには、
エラー時に「実行エラー」というトライステップへジャンプするように設定します。

この状態でロボットを実行すると……
エラーが発生しても、3行目で異常が発生したことが一目でわかりますね!

さらに、トライステップを使うことでエラーでも実行終了させることができるので
エラーのまま停止して、他のロボットの実行スケジュールを邪魔することもありません。

手間はかかりますが、開発中の動作チェックはもちろん、
実際の運用でもエラー原因解明の手掛かりになるかもしれません。

また、エラーメッセージの表記の仕方をルール化しておけば、
誰が見ても対処ができる、便利な道具となるはずです。

手軽に使えるログ出力ステップ、ぜひ使ってみてください!